白鳥拝殿踊り
白鳥おどりはまだまだ勉強しないとわからないのですが、
郡上節を教えていただいている清水師匠の故郷は白鳥町なので
「拝殿踊りを見に行きましょう」
とお誘いいただき、行ってきました。
この日は「前谷白山神社」が会場です。
発祥祭が行われる「長滝白山神社」を超えて「阿弥陀ヶ滝」に行く途中にあります。
辺りは真っ暗闇で神社にともる提灯の明かりのみで踊ります。
楽器もステレオなどの音響もなし。
神社の拝殿に吊るされた切子灯籠の下で人々が輪になり、生の歌声と手拍子、「ガッガ」と下駄の音が響き渡り
何とも言えない幻想的雰囲気です。
まるでタイムスリップしたかのような感じです。
気のせいか、皆さんが着ている浴衣も派手な色が無く江戸時代の写真のよう。
お酒を酌み交わし気持ちよく踊ります。
1曲終わるごとに興奮した踊り人から歓声と拍手が沸き、皆さん完全にハイになっています。
初めはまるでどこかの民族に迷い込んだように目が釘付けで動けない感じでしたが
清水師匠に解説していただき我々もおどりに参加。
夢中で振付を覚えてどんどん早くなるスピードについていきました。
あ~楽しい!!
江戸時代の頃から始まった盆踊りの元祖と言われているもの。
今なお、このように多くの人が継承していて
平成13年には岐阜県重要無形文化財として指定されました。
平成15年には国選択無形民俗文化財に選ばれました。
このような文化財を絶やすことなく歴史的価値が評価されていくことは大変素晴らしいことです。
また、機会があれば是非とも参加したいです。
夜空の星が無数に瞬き、とんでもなくきれいな夜でした。
清水師匠、お誘いいただきありがとうございました。