家具への投資
東京で暮らしている息子が最近興味を持ち出している家具屋さんに連れて行ってくれました。
家具でも服でも安価なものに手を出して、消耗品の感覚で次々と買っては捨ててを繰り返すこのごろ。
そうではなく、価値の下がらない上質な家具は「長く使える投資」という考え方に
共感したようです。
いいとわかっていても流石に値段が高く、なかなか手が出ないものですが、
最先端のデザインを見ると面白いものもたくさんあって勉強になりました。
ついつい金属製品に目が行きがちな社長。
これなんかは溶接レスでリベットで組立、まるで社長が設計したようなテーブル。
二枚目の写真の棚は加工をわかっている人の設計だと感心していました。
この家具のシリーズ、海外のデザイナーさんでしたがなかなかやりますね~。
このサイドテーブルもクロメート鍍金加工なところが工場でよく見る色味。
「へ~」
と構造を見てみる社長。
おしゃれな場所に置かれてあると、都会的でかっこよくみえます。
少しリーズナブルなアメリカン雑貨と家具の店にも連れて行ってくれました。
お店オリジナルの家具が並ぶ中で社長が面白いと見つけたのがこのハンマートン塗装の家具。
「こんなのがセンス良く家具にできているのがすごい。」
なんかこの肌質、工場で見かける!?
と思ったら、うちの工場内の古い工作機械の表面はだいたいハンマートン塗装でした。
どこか懐かしい感じがしたのはこのせい!?
この材質を使った家具シリーズにはわざと錆びたところにコーティング剤を塗りそれを味わう形のものもあり
それには社長もビックリ!
錆びててもいいんだ…っていうか、錆びてるのがいいのか…
工場とガレージの面白さをおしゃれにしたという感じが所狭しと並んでいてとっても面白かったです。
一生モノと言える家具を選ぶのはとても難しそうですが、
あれこれ見比べてお気に入りを見つけるまでが楽しいのだと思いました。
我が息子へ~頑張って早くいい家具を買えるようになって下さい!