住吉看板さんとの思い出

社長が毎年真由子ちゃんの夏休みの作品づくりをお手伝いさせてもらっている理由の一つに
社長の幼少期の思い出があります。
社長が小学2年生だったころ。
恥ずかしがり屋だった社長は、自宅で商売をやっている父親のお客さんとも会話ができるわけでもなく
いつも黙って隠れている子でした。
そんな幼少の社長に話しかけてくれてたのが住吉看板の伊神さんでした。
社長の父(今の会長)と仕事仲間だった伊神さんは、そんな子に夏休みの作品を一緒に考えてくれたのでした。

看板屋さんで使わなくなった駐車場を示す「P」という看板を二枚使って「トラックを作ってみたらどうや!」
と伊神さんがアドバイスをしてくれたそうです。

車輪を付けて、荷台を付けて、青色のピックアップトラックが出来上がりました。
社長が「ものづくりって楽しい」と思えた瞬間だったそうです。
その作品は学校の先生が大変ほめてくれ、クラスのお友達にも説明してくれたそうです。
「皆さんローマ字のPってわかりますか?駐車場のPの看板からトラックを作ってみたんですって!」
そして、クラスの代表で「発明くふう展」に出品してもらえたという事です。
そんな素敵な思い出があるから、今度は社長が真由子ちゃんにものづくりの楽しさを感じてもらいたい思いでお手伝いをさせてもらっているのです。

確かこんな作品だったはず、とレプリカを作って
先日伊神さんに「このトラック覚えてる?」と持っていきました。
88歳の伊神さんは覚えていなかったけど
「これは、いい作品だなあ。よおできとる。」
とほめてくれました。
社長は「いつか、伊神さんとこのトラックを持って写真を撮りたい」と思っていたので
先日お邪魔して記念撮影。
「こんどは真由子ちゃんと伊神さんと3人で写真を撮りたいな。」
と夢見ています。
三人での写真楽しみにしています。