溶接レス板金について
今日は、中部経済産業局の方が聞き取りに来てくださいました。
弊社の取り組みの色々なことを聞いていただきましたが、
その中の一つ、社長が推奨している「溶接レス板金」について改めてご紹介いたします。
弊社は主にエレベーター操作盤ボックスや制御盤ボックスの制作をしていますが
そのような電気部品を取り付ける箱を作るのにこれまでの板金加工では上の写真のように溶接ネジでネジを立てたり
箱の作り方も溶接を用いた設計が主流でした。
そういった加工方法を見直し、
弊社ではセルフクリンチングスタッドやブラインドナット、また組み立てにはリベットを使う加工方法を提案し
溶接レスでの板金加工を推奨しています。
こちらが全て溶接なしの加工で作ったものです。
箱の作り方も組立作業でできるように設計します。
このような加工であれば、溶接による品質の良し悪しもなく
誰が加工しても同じ品質でできあがります。また発注側の受入検査も目視確認でできるのです。
あとは、受け入れ先で組み立てるなら部品を組まずに運ぶこともでき
コンパクトに輸送できるためコストも5分の1の削減です。箱物を輸送するというのは空気を運ぶようなものなのです。
人手不足問題、コスト削減、時短、品質確保、にメリットがあると思われる溶接レス板金の話を聞いていただきました。
中部経済産業局様、来ていただきどうもありがとうございました。